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モーガン・ル・フェイ

モーガン・ル・フェイ (Morgan le Fay) は、アーサー王伝説に登場する魔女として一般に知られる、アーサー王の異父姉である。モーガン・ル・フェイは現代英語読みで、古い読みではモルガン・ル・フェという。その呼称は『妖精モルガン』という意味。ケルト神話の女神モリガンと同一視される。ケルトでは、三は聖なる数字とされており、三がさらに三つある九は究極の数字とされ、九姉妹の長女として、モルガン・ル・フェを扱っている。イタリアではファタ・モルガーナ (Fata Morgana) と呼ばれる。

魔女モルガン
モルガンは、ティンタジェル公ゴルロイスとその妻イグレインとの間に生まれた三女とされる。 修道院にて修業、魔術に通じ、異父弟アーサーの前に立ちはだかる妖女である。円卓の騎士の一人、ランスロットの妻となるペレス王の娘エレイン姫の美しさを妬み、彼女を幽閉しランスロットを誘惑した。また、聖剣エクスカリバーの魔法の鞘をアーサーから盗み、これによってエクスカリバーはアーサーを守る不死の力を失い、やがてアーサーはモルゴース(モルガンの姉)との間の不義の子であるモルドレッドとの戦いで命を落とす事になる。映画や小説などではモルガンとモルゴースは同一人物として描かれる事もある。

巫女モルガン
以上は、キリスト教説話としての性質も色濃く見られるアーサー王伝説の中での表現であるが、現代的な視点からは、ケルト人のドルイド信仰をはじめとするキリスト教以外の信仰に根ざした文化圏に属する民族と、キリスト教価値観との文化的な衝突を、モーガン(土着文化の民族)とアーサー(キリスト教に立脚した支配者)という二人の人物像に仮託した伝承であると見ることもできる。
その場合この姉弟の対立は、悪意に満ちたものと言うよりも、土着文化を理解できないキリスト教文化により歪曲されていると捉えられなくもない。

伝承中ではアーサーは死に際し、キリスト教ではなく民族の王として、ドルイド信仰の伝説の聖地アヴァロンへと夜の湖の上を去っていくが、一説ではこの時アーサーを迎えに来た三人の妖精の女のうち、一人はモーガンであったとも語られる。
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このような「古い文化圏の巫女」としてのモーガンの性質に注目してアーサー王伝説を捉え直したフィクションに、マリオン・ジマー・ブラッドリーのファンタジー小説『アヴァロンの霧』などがある

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2009年04月18日 09:26に投稿されたエントリーのページです。

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